Switchのモニター選び方、サイズと応答速度で失敗しない基準
リビングのテレビを家族に取られて、自分の部屋でSwitchを遊びたい。でも家電量販店のモニター売り場には「1ms」「165Hz」「HDR」といった数字が並んでいて、どれが本当に必要なのかわかりにくいものです。Switchのモニター選び方で迷う人の多くは、実はSwitchが出力できない性能にお金を払いかけています。

リビングのテレビを家族に取られて、自分の部屋でSwitchを遊びたい。でも家電量販店のモニター売り場には「1ms」「165Hz」「HDR」といった数字が並んでいて、どれが本当に必要なのかわかりにくいものです。Switchのモニター選び方で迷う人の多くは、実はSwitchが出力できない性能にお金を払いかけています。
ガジェット担当として、これまで24型から32型まで6台のモニターにSwitchとSwitch 2をつないで試してきました。この記事では、機種ごとの出力性能から逆算して、サイズ、解像度、応答速度、音の出し方まで、失敗しない基準を順番にまとめます。
まず確認したいSwitchとSwitch 2の出力性能
モニターを選ぶ前に、つなぐ本体が何を出せるのかを知っておくのが一番の近道です。ここを飛ばすと、使わない機能に1万円以上を余計に払うことになります。
| 本体 | TVモードの最大出力 | モニター選びの目安 |
|---|---|---|
| Switch(初代、有機ELモデル) | 1080p、60fps | フルHD、60Hz以上で十分 |
| Switch 2 | 4K、60fps。対応ソフトは1080pや1440pで最大120fps、HDR対応 | WQHDか4K、120Hz以上が理想 |
| Switch Lite | テレビ出力に非対応 | モニターにはつなげない |
初代Switchや有機ELモデルなら、どんなに高性能なモニターを買っても映像は1080p、60fpsのままです。一方Switch 2は、4K出力や120fps表示に対応したソフトがあるので、モニターの性能差がそのまま画面に出ます。どちらの本体を使うかで、選ぶべき製品の価格帯がまったく変わると考えてください。
Switchのモニター選び方、サイズと解像度の決め方
サイズは「机の奥行き」と「解像度」の組み合わせで決めます。画面から目までの距離が60cmから80cmほどの一般的なデスクなら、目安は次のとおりです。
- 24型、フルHD:初代Switch向けの定番。画素の粗さが気にならず、価格は1万5千円から2万円前後。
- 27型、WQHD:Switch 2で1440p対応ソフトを遊ぶならちょうどいいサイズ。120Hz以上の製品で3万円前後。
- 27型から32型、4K:Switch 2の4K出力を活かしたい人向け。4万円から6万円ほど。
注意したいのは、初代Switchを27型の4Kモニターにつなぐケースです。1080pの映像を4Kパネルに引き伸ばすため、文字の輪郭が少しにじんで見えます。実際に試すと、ドラクエのような文字の多いRPGでは24型フルHDのほうがくっきり読めました。初代しか持っていないなら、大きさより「解像度がぴったり合うこと」を優先するのがおすすめです。
パネルの種類はIPSを基本に
パネルはIPS、VA、TNの3種類が主流です。Switchのゲームは色が鮮やかな作品が多いので、斜めから見ても色が変わりにくいIPSが無難です。VAは黒が締まるので暗いホラーゲームに向きますが、動きの速い場面で残像が出やすい製品もあります。TNは安くて反応が速い反面、色が薄く見えやすいので、Switch用としてはあまりすすめません。
応答速度とリフレッシュレートは数字ほど重要ではない
ゲーミングモニターの広告では「応答速度1ms」「165Hz」が大きく書かれていますが、ここは少し冷静に見たほうがいい部分です。よく言われる「ゲームをするなら144Hz以上の高リフレッシュレートが必須」という意見には、Switchに関しては反対です。
理由は単純で、初代Switchは60fpsまでしか出力しないからです。165Hzのモニターにつないでも、画面が更新される回数はソフト側の60回が上限になります。Switch 2でも120fpsに対応するのは一部のソフトだけで、多くのタイトルは60fpsです。つまり、Switch目的なら120Hz対応で十分で、144Hzや165Hzのために追加で払う意味はほとんどありません。
応答速度も同じです。広告の1msは「GtG」と呼ばれる測り方で、条件のいい場合の数値です。実際の遊びやすさに効くのは、映像が入力されてから表示されるまでの遅延、いわゆる入力遅延のほうです。スプラトゥーンのような対戦ゲームでも、応答速度5ms以下でゲームモードを備えたモニターなら違いを感じることはまずありませんでした。迷ったら「ゲームモード」や「低遅延モード」がある製品を選んでください。
見落としやすい端子と音の出し方
スペック表で一番見落とされやすいのが音です。Switchの音はHDMIケーブルで映像と一緒にモニターへ送られます。モニターにスピーカーがない場合、そのままでは音が出ません。
買う前に、次の3点を確認しておくと安心です。
- HDMI入力があるか。Switch 2で4K、120Hzを使うならHDMI 2.1対応が必要です。初代ならHDMI 1.4以上で問題ありません。
- スピーカーか3.5mmイヤホン端子があるか。内蔵スピーカーは2Wから3W程度の製品が多く、音質はおまけ程度です。イヤホン端子があれば、手持ちのヘッドホンやスピーカーをつなげます。
- ドックを置く場所があるか。Switchはドック経由でモニターにつなぐのが基本です。ドックとモニターのあいだは付属のHDMIケーブルで1.5mほどなので、机の上か横にドックの置き場を作っておきます。
イヤホン端子がないモニターを選んだ場合は、Switch本体のBluetooth接続を使う方法もあります。詳しい手順と遅延の減らし方はSwitchにBluetoothイヤホンをつなぐ方法にまとめました。また、自室でオンライン対戦をするなら、モニターと同時に通信環境も見直すと快適さが大きく変わります。Switchを有線LANでつなぐ方法もあわせて確認してください。
用途別のおすすめ構成
ここまでの内容を、よくある使い方ごとに整理します。
- 初代Switchを自室で遊ぶだけ:24型フルHD、IPS、60Hzから75Hz、スピーカー付き。予算1万5千円前後。
- Switch 2も含めて長く使いたい:27型WQHD、IPS、120Hz以上、HDMI 2.1、イヤホン端子付き。予算3万円から3万5千円。
- ゲーム実況や録画もしたい:上の構成に加えて、HDMI入力が2系統ある製品を選ぶと、キャプチャーボードとPCの切り替えが楽になります。録画の設定はOBSでゲーム録画する設定で解説しています。
私の結論としては、初代Switchユーザーは高いゲーミングモニターを買う必要はありません。Switch 2を持っている、または買う予定があるなら、27型WQHDの120Hzモデルがいちばん満足度とコストのバランスがよい選択でした。
よくある質問
SwitchはPC用モニターにそのままつなげますか?
つなげます。ドックのHDMI出力とモニターのHDMI入力をケーブルでつなぐだけで、テレビと同じように映ります。ただし、モニターにスピーカーやイヤホン端子がないと音が出ないので、購入前に必ず確認してください。
Switchに4Kモニターは必要ですか?
初代Switchや有機ELモデルは1080p出力なので、4Kモニターは必要ありません。むしろ映像が引き伸ばされて少しぼやけることがあります。4Kが活きるのはSwitch 2の対応ソフトを遊ぶ場合です。
Switchで遊ぶなら何インチのモニターがいいですか?
机の上で使うなら、初代Switchは24型、Switch 2は27型が扱いやすいサイズです。画面から目までの距離が60cmより近い場合は、ひと回り小さいサイズを選ぶと首や目が疲れにくくなります。
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