高級キーボードの定番HHKB HYBRID Type-Sの購入を決意!使ってわかった使用感
3万円を超えるキーボードを買うかどうか、半年くらい迷っていました。PFUの「HHKB Professional HYBRID Type-S」です。キーボードは自腹で何台も試してきましたが、この価格帯に手を出すのは初めて。結局、今年の夏に購入を決意して、4か月ほど毎日使ってきました。買う前に知りたかったことを中心に、使ってわかったことを書きます。

3万円を超えるキーボードを買うかどうか、半年くらい迷っていました。PFUの「HHKB Professional HYBRID Type-S」です。キーボードは自腹で何台も試してきましたが、この価格帯に手を出すのは初めて。結局、今年の夏に購入を決意して、4か月ほど毎日使ってきました。買う前に知りたかったことを中心に、使ってわかったことを書きます。
HHKB HYBRID Type-Sとは
HHKBはHappy Hacking Keyboardの略で、長くプログラマーを中心に使われてきたコンパクトなキーボードです。HYBRID Type-Sは2019年の末に登場したモデルで、名前のとおり2つの接続方法を持っています。
- Bluetooth接続:最大4台の機器を登録して切り替えられる
- USB Type-Cによる有線接続
キーのスイッチは静電容量無接点方式。物理的な接点を持たないので、打鍵感がなめらかで、耐久性も高いと言われています。Type-Sは静音性を高めたモデルで、通常版と比べて打鍵音がかなり抑えられています。電源は単3電池2本です。
配列は英語配列と日本語配列があり、色も白と墨の2種類。私は英語配列の墨を選びました。
使ってわかったこと
打鍵感は確かに別物
最初に打ったとき、「これが3万円の差か」と素直に思いました。キーを押し込むと、すっと沈んで底で柔らかく止まる。メンブレンのキーボードのような引っかかりも、メカニカルの赤軸のようなカチャカチャした感触もありません。静音モデルなので、夜にビデオ通話をしながら打っても、相手に音を指摘されたことはありません。
小ささは慣れるまでつらい
一方で、HHKBは矢印キーやファンクションキーが独立していません。Fnキーと組み合わせて入力します。最初の1週間は、カーソルを動かすたびに手が止まりました。2週間目くらいで指が覚えて、1か月たった今は、手をホームポジションから動かさずに済む快適さのほうが上回っています。
ControlキーがAの左にある
英語配列のHHKBは、一般的なキーボードでCaps Lockがある場所にControlキーがあります。コピーや貼り付けのショートカットが小指で押しやすく、これが一度慣れると戻れなくなる理由の一つです。
キーマップを変えられる
専用のキーマップ変更ツールで、キーの割り当てを自分好みに入れ替えられます。私はMacとWindowsを行き来するので、それぞれに合わせて少しだけ変えています。
「高級キーボードは打鍵が速くなる」は期待しすぎ
高級キーボードの紹介でよく見るのが、「タイピングが速くなる」「ミスが減る」という話です。正直に言うと、私の場合、速度はほとんど変わりませんでした。タイピング練習のサイトで測ってみても、前のキーボードとの差は誤差の範囲です。
変わったのは、疲れ方です。1日に8時間以上文章を書いても、夕方に指や手首が重く感じることが減りました。キーを底まで強く叩かなくても入力されるので、無意識のうちに力が抜けているんだと思います。
なので、速さを求めて買うと期待外れになるかもしれません。長時間、毎日キーボードを打つ人が、疲れにくさにお金を払う。HHKBはそういう道具だと思っています。
気になったところ
- 値段。やはり高いです。故障したら、と考えると気軽には持ち歩けません。
- 電池式であること。充電式ではないので、私は充電池を使っています。今のところ、電池交換は4か月で1回でした。
- Bluetooth接続の切り替えに少しだけ時間がかかる。気になるほどではありませんが、すぐに切り替わるわけではありません。
- ゲームには向かない場面がある。矢印キーが独立していないので、キーボードで操作するPCゲームでは扱いにくいことがあります。
購入前に確認しておきたいこと
半年迷った経験から、買う前に決めておくべきことを三つ挙げておきます。
一つ目は配列です。英語配列と日本語配列では、キーの数も記号の位置もかなり違います。普段日本語配列に慣れている人が英語配列を選ぶと、記号の入力で最初は必ず戸惑います。私は仕事でコードを書く時間が長いので英語配列にしましたが、文章中心なら日本語配列のほうが移行は楽だと思います。
二つ目は、つなぐ機器の数です。Bluetoothで4台まで登録できるので、仕事用のノートパソコン、私用のデスクトップ、タブレットを1台のキーボードで行き来できます。複数の機器を使い分けている人ほど、HYBRIDを選ぶ意味が大きくなります。
三つ目は置き場所です。HHKBは幅が狭いので、マウスを体の近くに置けて肩が楽になりました。机が狭い人には、それだけでも買う理由になると感じています。
買ってよかったか
結論としては、買ってよかったです。ただし、誰にでもすすめられるわけではありません。文章やコードを毎日たくさん書く人、手首の疲れが気になっている人には、値段に見合う価値があると思います。ゲームが中心で、たまに文字を打つくらいなら、もっと安いキーボードで十分です。
私はこれまでも、自分で買って試した道具だけをレビューしてきました。SwitchまわりならGENKI Dockのレビュー、ほかの道具はガジェットカテゴリにまとめています。キーボードで作業を快適にする話は、アプリカテゴリでキーマップ設定についても書いていく予定です。
半年迷って買ったキーボードが、今では毎日の仕事で一番長く触れている道具になりました。迷っている人の参考になればうれしいです。
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