iPadを選ぶときに悩むポイントの1つに、Wi-Fi版かセルラー版どちらを選ぶか迷っている方は多いのではないでしょうか?
iPadそのものの価格が高いので気軽に試すのも難しいし、使ってみないとわからなかったりするんですよね。
ケロ蔵
資金に余裕があるならセルラー版一択だけど、僕みたいな貧乏人は失敗したくないんだ!
僕自身もWi-Fi版かセルラー版のどちらを購入しようか悩み続け、1ヶ月近く購入したのをためらっていたりします。
そこで今回はiPadを買うならWi-Fi版かセルラー版、どちらを選ぶのが正しい選択なのかを紹介していきます。
目次
Wi-Fi版とセルラー版の違い
まずはじめにWi-Fi版とセルラー版の違いについて見ていきましょう。
2021年5月現在において、両者の違いは主に4つです。
- 本体価格
- SIMスロットの有無
- GPS内蔵
- 外観のデザイン
これ以外はどちらも同じ仕様なので、性能の優劣は特に気にしなくてもいいでしょう。
本体価格の違い
Wi-Fi版とセルラー版では販売価格に大きな開きがあります。
この価格の高さが、セルラー版の購入をためらってしまう要因でしょう。
どれだけの価格差があるのかは以下の表をご覧ください。
Wi-Fi版 | セルラー版 | 価格差 | |
---|---|---|---|
iPad | 38,280円 | 54,780円 | 16,500円 |
iPad air | 69,080円 | 85,580円 | 16,500円 |
iPad mini | 50,380円 | 66,880円 | 16,500円 |
iPad Pro11 | 94,800円 | 112,800円 | 18,000円 |
iPad Pro12.9 | 129,800円 | 147,800円 | 18,000円 |
この16,500円~18,000円もの価格差が、高いと見るか安いと見るかは人それぞれだと思います。
ちなみにこれだけの予算があれば、最強のスタイラスペン・Apple Pencilも購入できますよ。
iPad用のガラスフィルムや本体カバーなんかも買える!
ピョン太
通信にかかるランニングコストも必要
セルラー版を購入する上で気をつけておきたいのは、通信にかかるランニングコストも必要だということですね。
iPad本体を購入したら終わりではなく、モバイルデータ通信に必要なSIMカードを契約しなければなりません。
ケロ蔵
毎月かかる費用だから、使えば使うほどコストは上がっていくよ。
具体的にはSIMカードの発行手数料・月々の利用料などのランニングコストものしかかってきます。
iPad単体では電話機能は使えないため、必然的にスマホとiPadの2台持ちで運用しなければなりません。
データ通信
SIMカードを挿入することで、Wi-Fiの環境になくても無線データ通信ができるようになります。
この機能がセルラー版を選ぶ際のターニングポイントといってもいいでしょう。
逆に言うとモバイルデータ通信を利用しない人であれば、Wi-Fi版でも十分ですね。
GPS
セルラー版には居場所を正確に特定するGPS機能が内蔵されています。
ipadをカーナビ代わりとして使う場合や、ポケモンGoなどマップを活用したゲームを利用する際に使われます。
Wi-Fi版でも一応マップ上に表示されますが、GPS非搭載のため位置測定の精度が悪いんですよね。
なので、Wi-Fi版ではカーナビとしての活用は難しいです。
デザイン
セルラー版には上部にアンテナ線があります
アンテナの部分がかなり目立つので、気になる人は気になるかも知れません。
iPadはWi-Fi版かセルラー版どちらを選ぶべき?
セルラー版はWi-Fi版の上位互換であり、資金に余裕があればセルラー版を買うのがマストです。
それでも価格差が16,500円~18,000円も開きがあるため、使うかどうかわからないセルラー版を買って後悔したくないですよね。
Wi-Fi版を選ぶべき人とは?
Wi-Fi版はセルラー版よりも通信に必要な機能を抑えた代わりに本体価格も安く設定されています。
なので、価格が安いという部分だけに目が行きがちですが、iPad単体ではインターネットに接続することができません。
- 自宅にWi-Fi環境が整っている
- iPadを外に持ち出すことがない
- テザリングを利用する予定
Wi-Fi版はWi-Fiが使える環境で利用できる人向けの端末です。
普段からiPadを外に持ち出さず自宅にWi-Fi環境が整っているのであれば、セルラー版を選ぶメリットはほぼ無いため、Wi-Fi版で十分でしょう。
外でのインターネットへの接続はスマホをモバイルルーターとしての利用(テザリング)や、公衆Wi-Fi・モバイルWi-Fiなどでも代用可能です。
Wi-Fi版だからといって外で使えないということはありません。
セルラー版を選ぶべき人とは?
セルラー版はWi-Fi版よりも利便性が高く、通信環境に影響がされることがありません。
- Wi-Fi環境がない
- 外に持ち出して使用することが多い
- スマホのバッテリー切れが心配
- iPadをカーナビ代わりに使う
セルラー版は外で使う頻度が多い人向けの端末です。
Wi-Fi環境がなかったり、スマホとテザリングで繋げるとバッテリーの減りが早くなるため、バッテリー容量が大きいiPadで通信するのにはもってこいでしょう。
16,500円~18,000円の価値がセルラー版にあるかどうか考えてみる
16,500円~18,000円も割高になることを考えると、正直悩みますよね。
個人的な感想ですが、この価格差を埋めるだけの価値をセルラー版に感じられませんでした。
理由は3つあります。
- 通話やSMSの利用ができない
- セルラー版のみの機能は他の手段でも代用可能
- 資金を他のオプションに回したい
価格差が5000円~6000円程度であれば、セルラー版を選ぶ価値はあったんですが、ちょっと高すぎますね。
セルラー版では通話やSMSの利用はできない
結構勘違いしやすいんですが、iPadではセルラー版でも通話/SMSを利用することが出来ません。
SIMカードを差すぐらいだから、出来るようになればいいんですけど。
なので通話をするためには結局、スマートフォンを持たなければなりません。
セルラー版で出来ることは他の手段でも可能
セルラー版は単独でデータ通信が出来るとはいっても、唯一無二の機能ではありません。
データ通信はテザリングを使ってインターネットへの接続は可能ですし、カーナビ機能はスマホでも出来ます。
つまりセルラー版は出来ないことが出来るのではなく、出来ることが更に便利になるというだけの話です。
この便利になるというものに16,500円~18,000円の価値があるのかは人それぞれですが、僕自身はあまり感じられませんでした。
セルラー版の資金を他のオプション品に回したい
iPadを購入したらオプション品も購入しようと思っています。
代表的なのはApple pencil。
iPadとの相性が非常に良く、これのためにiPadを使っていると言っても過言ではありません。
Apple Pencil自体も1万円以上もするため、セルラー版と合わせて購入するとかなり高額です。
それならばセルラー版を諦めて、浮いた資金をApple Pencilの購入費用に充てた方がいいと感じますね。
他にもスマートカバーや画面保護フィルムなど、快適に使うために必要なものは沢山あります。
まとめ:大半の人はWi-Fi版を選んでおけば失敗するリスクは低い
今回はiPadを購入するならWi-Fi版とセルラー版どちらを選ぶかについて書いてきました。
セルラー版は何か優先すべき目的があって、初めて選ぶべきモデルだと感じています。
逆にいうと特に目的がないままセルラー版を購入したとしても、数ヶ月後には使わなくなったということも考えられます。
今のスマホはテザリング機能が標準で使えたりするので、外出先でもインターネットに繋げたいのでしたら、無理してセルラー版を選ぶ必要がないとも言えるでしょう。
まずはWi-Fi版を選んで通信手段に不満があれば次はセルラー版に買い替えるというのもアリかも知れませんね。