真夏の暑さに耐えられず、20年越しに窓用エアコンを取り付ける決心をした、カエルブロガーのケロ蔵です。
今年から、うちでもエアコンを取り付けることに決めました。
というのも、自分の部屋は窓から陽が入り込んだりパソコンの熱によって、30度近くもします。
毎年暑い思いで生活するのであれば、エアコンを取り付けて少しでも快適な生活にしようと考えました。
とはいっても、窓用エアコンなんて今まで取り付けたことなんてないし、もしも満足な結果にならなかったらどうしようと思っちゃうんですよね。
今回は窓用エアコンを購入する前に気をつけておく注意点について書いていきます。
ケロ蔵
簡単に取り付けられるとはいっても、窓の寸法や種類について知っておく必要があるよ。
目次
購入する前に窓用エアコンが取り付けられるか確認しておく
窓用エアコンはどんな窓にでも取り付けられるわけではありません。
窓用エアコンを取り付けられる条件は
- 窓枠のサイズ
- 立ち上がりの有無
- 窓の種類
の3つです。
これらの条件は購入する前に必ず確認しておいてください。
取り付けられる窓のサイズがある程度決まっている
窓用エアコンを購入する前に、必ず窓枠のサイズを測っておきましょう。
製造メーカーによって異なりますが、おおむねこれくらいのサイズは必要です。
- 470mm以上の開き幅
- 770~1400mmの高さ
窓用エアコンは取り付けに必要な外枠を設置して本体を取り付けます。
取付けには窓の『立ち上がり』が必要
窓用エアコンの外枠を取り付けるための立ち上がりが必要です。
窓用エアコンはこの立ち上がりを利用して取り付ける必要があるので、必ず確認することを忘れないでください。
例を挙げると、下の画像には立ち上がりらしきものが写っています。
ですが、この立ち上がりでは窓用エアコンを取り付けることが出来ません。
なぜなら立ち上がりを利用するには最低でも1cm以上の高さが無ければ取り付けることが出来ないからです。
古い物件だと立ち上がり自体がない場合もあります。
たとえ立ち上がりが存在しなくても、製品の中に取り付け金具が同梱されてますので、この金具を使えば設置することができます。
ケロ蔵
金具の取り付けるためにはドリルで穴を開けないとダメなんだ。
引き違い窓でないと取り付けが困難
窓用エアコンは窓を左右にスライドして動かす『引違い式の窓』にしか対応してないです。
他のタイプの窓でも強引に取り付けられることもできるようですが、メーカーでは推奨されていません。
窓用エアコンは壁掛けタイプよりも性能が低い点に注意
窓用エアコンは一般的に普及している壁掛けタイプのエアコンよりも性能が低めに設計されています。
エアコンに必要なパーツをすべて本体に詰め込んでいるため、同等の性能にしてしまうとコストや本体のサイズが大きくなってしまいます。
なので、性能に関しては妥協してしなければなりません。
ケロ蔵
工事不要で取り付けられるから、多少はおおめにみてね。
設定温度は最低でも20℃が限界
現在販売されてる窓用エアコンは20℃までしか温度を下げることが出来ません。
壁掛けエアコンだと20℃以下まで設定できるので、急いで室内温度を下げたい場合には性能の低さを実感するでしょう。
よほど暑い環境でなければ、そこまで設定温度を下げることはありませんから、あまり気にしなくてもいいかもしれませんね。
木造住宅なのか鉄筋住宅かで適用畳数が変わる
窓用エアコンを購入する際には適用畳数にも気を付けてください。
窓用エアコンの冷却性能には限界があり、木造住宅と鉄筋住宅で適用畳数が異なります。
例えば5~8畳と表記されている場合、木造は5畳までで鉄筋は8畳ということですね。
この認識の違いで全然冷えなかったという口コミがありますので、購入する際には気を付けましょう。
ポイント
一戸建ての場合だと木造建て、アパートやマンションなどの集合住宅だと鉄筋で作られていることが多いです。
窓用エアコンを購入してから気づく5つの注意点
窓用エアコンを取り付けられる条件に適していたとしても、実際に使ってみてから気づくことも少なくありません。
特に知っておきたいのが以下の5つです。
- 稼働音は結構うるさい
- 電気代は壁掛けエアコンよりも高め
- エアコン本体が重い
- 部屋が暗くなる
- セキュリティー面も考えておく
コンプレッサーの音がとにかくうるさい
窓用エアコンを買ったら真っ先に気になるのが運転中の音です。
とくにコンプレッサーの音は結構大きく、就寝中だと目が覚める人がいるかもしれません。
ケロ蔵
僕はあんまり気にならないけどね。
ちょっとした地震でも起きないくらい神経が図太いからな。
ピョン太
運転中の音は50db~60dbで、他の音量で例えるとこれらのものです。
- 掃除機
- テレビ
- 車のアイドリング
寝ているときにこれらの音でも気にならなければ、窓用エアコンを動かしていても気にならないでしょう。
音が気になるなら耳栓やノイズキャンセリングヘッドフォンを装着してみる
室内を冷やすためとは言え、冷却中はコンプレッサーの音が気になる人もいることでしょう。
音が気になるのならば耳栓をしておくのもいいかもしれません。
完全に遮断できるわけではありませんが、何もつけないよりかは幾分かマシともいえます。
もしくはノイズキャンセリング機能が搭載されているヘッドフォンを付けてみるというのもいいですね。
1万円近くのヘッドフォンであればノイズキャンセリング機能が搭載されています。
電気代は壁掛けエアコンの倍かかる
窓用エアコンは壁掛けエアコンよりも総じて電気代が高いです。
その原因はインバーター制御がないから。
壁掛けエアコンの場合だと、暑い時にはフルパワーで運転し、一定温度まで下がったらパワーを弱めて温度を維持します。
そうして無駄な電力消費を抑えるのがインバーター制御の役割です。
しかし窓用エアコンにはインバーター制御がありません。
窓用エアコンは初期のコストは安く済みますが、ランニングコストは壁掛けエアコンよりも高いということです。
本体重量は20kg以上で女性だと持ち上げるのも困難
窓用エアコンの本体は20kg以上もあります。
10kgの米袋2つ分ですね。
しかも持ち手が用意されていないため、大人の男性でも取り付けに苦労します。
床から1m以上の高さにあるので、一人で持てないようならば二人で協力して取り付ける必要があるでしょう。
窓用エアコンを取り付けた分だけ部屋が暗くなる
窓用エアコンを取り付けた箇所は太陽の光も遮断してしまいます。
なので、エアコン取り付け後は部屋全体の明るさが下がり、暗くなることを想定しておきましょう。
元々の窓の大きさがそんなに大きくない場合、窓用エアコンを取り付けた分日当たりが悪くなってしまいます。
部屋が暗くなると電気をつける時間が長くなるから、電気代がさらに上がるかもな。
ピョン太
窓を開けっぱなしにするので錠前の取り付けは必要
窓用エアコンを使用する場合は窓を開けなければなりません。
室内の暑い空気を外に逃し、作り出した冷気を室内に取り込むために必要です。
窓を開けたままだと、泥棒に侵入されたりするリスクがあるから錠前は必ず取り付けておきましょう。
特に1階に住んでいる場合は、不審者が出入りしやすくなるので、簡易ロックの取り付けは必須です。
錠前を取り付けたからといって絶対に安全というわけではありませんが、何も取り付けられないよりかはだいぶマシですよ。
留守中はエアコンの使用をやめて、窓をロックしておきましょう。
まとめ:窓用エアコンを購入する前にリスクをしっかりと頭に叩き込んでおく
窓用エアコンは壁掛けタイプのエアコンよりも、初期費用が安く設置工事が不要なので自分で取り付けてみようと思っている人もいるでしょう。
しかし実際に使ってみると、思ったよりも使いにくいといったこともあるので、購入する前に窓用エアコンのリスクも考えておきましょう。
買ったみたはいいけれど、いざ作業をすると取り付け条件に当てはまらず、泣く泣く手放したということがないようにしっかりと窓のサイズを調べてください。
- 窓のサイズは確認しておく(幅:470mm以上 高さ:770~1400mm)
- 取り付けるには立ち上がりが必要(最低でも10mm)
- 窓の種類は引き違いタイプでないと取り付けができない
- 音がうるさい・電気代が高い・本体が重い・部屋が暗くなる
- 外部からの侵入される可能性があるから錠前の取り付けは必要